プロギアQシリーズが発売されて、新たに2021年にキャリーズQが発売されて早数か月が経ちました

QシリーズとキャリーズQは同じようですが、コンセプトが違います

それぞれのコンセプト

 Qシリーズは、バンカー・ラフ・傾斜地など窮地に入ったらQがある

キャリーズQは、ウェアウェイから池越え、谷越えなど窮地を超えるキャリーズQ

となっており
キャリーズQは窮地を超えるべく、飛距離やボールの上がりやすさ、やさしいクラブなのかが肝になってきます

そこで、1つ疑問!!

すでにある、RSシリーズのユーティリティとの位置関係はどうなのだろうか?

そこで、プロギアキャリーズQと新旧RSシリーズの5番ユーティリティー試打比較してみました

プロギアの新旧ユーティリティと試打比較して何が違うのかを検証していきます

 

・プロギアQを検討しているあなた
・160~180・200Yぐらいから楽々に2オンを狙えるクラブを探しているあなた
・楽に高弾道になるユーティリティを探しているあなた

是非ご覧になっていただければ幸いです☆

管理人スペック

  • 38歳 男
  • 身長180㎝ 体重80㎏ 野球等の経験なし
  • HS:39.0 飛距離216.8Y ミート率1.36
  • ベストスコア 91
  • 使用クラブRS5+ドライバー(2020) SR

同年代と比べるとHSが遅く、飛距離がでないのが悩み!
このレベルの人間のレビューになります

プロギアキャリーズQとRSシリーズの公式スペックの比較

今回試打比較していくのは

  • キャリーズQのQ5
  • RS5 5番ユーティリティー
  • iDnabla RS 5番ユーティリティー

の3つのユーティリティーを試打比較していきます

では、まずは公式スペックはこちら

シャフトスペック キャリーズQ RS5 5UT iDnabla 5UT
ロフト° 24 25 25
長さ(インチ) 39.0 39.5 39.0
ライ角 59.5 58 61
総重量(g) 347 353 356
シャフト重量(g) 46 54 53
バランス D-0 D-1 D-1
素材(フェース面) マレージング鋼 マレージング鋼 マレージング鋼

重量の違い!

まず、顕著に違うのは総重量の違いですね!

キャリーズQは、お助けクラブ的な存在だから、クラブの流れというよりは軽くて扱いやすく
そしてしっかりキャリーが出ること、窮地を超える高さを出すことに重きを置いたクラブと言えますね

「この距離は苦手だから!」「簡単に打てるクラブに頼りたい!」などなど
スポット的に登場するお助けクラブだから、クラブ自体が軽い!!

RSシリーズの場合は、ドライバー・アイアンからの流れがあるので、その流れをあまりにも変えないような重量になっていますね

豆知識

UTを選ぶポイント!重量について☆
ドライバーの重量+30g 7番アイアンの重量-30g
この間が適切な重量です☆

シャフトの違い!

キャリーズQのシャフトは2種類合って
LEG(レギュラー)の想定HSは37~44/S相当
LIGHT(ライト)は想定HS、32~39/S相当

先ほどの話にもつながりますが
レディースにも対応できるようになっているため、クラブ自体が軽い

そして、レディース、シニア、男性ゴルファーなど色々な人が使用することを想定しているので
ヘッドスピードも幅広いですね!

人を選ばない=扱いやすいクラブ

といえますね!

RS5シリーズのユーティリティのカーボンシャフトは「Diamana」です

シャフトのしなりでいうと、Diamanaのほうが「硬い?」しっかりしています

クラブのしなりを感じて打つのが苦手な人だと、キャリーズQは扱いにくいかもしれません

構えやすさ!

プロギアのユーティリティの特徴でもありますが

  1. シャフト中央より、リーディングエッジが出ているいわゆる出っ歯形状
  2. アドレスにヘッドがかぶっていなくて、目標に合わせやすい形状
キャリーズQアドレス
RS5アドレス
初代RSアドレス

構えやすさについては、どのクラブも同じくスクエアに構えやすい形状をしてました

この辺りは、プロギアの良きところですね☆

スラッシュグルーブ機能を搭載

RS5シリーズから初搭載された、スラッシュグルーブ
溝の傾斜の長さを非対称にすることによって、ボールの衝撃・たわみをクラブに集中させて効率よく飛ばすことができる

特許申請中の最新機能もキャリーズQには標準搭載されています!

ちなみにユーティリティだけでなく、フェアウェイウッドにも搭載されています

ではでは、実際に試打した動画を比較していきます

キャリーズQ試打(動画)の比較

何より、ボールが自然に上がる!!

こちらが技術的なことをして、上げようとしているわけではなく(そもそも、そんな技術はない涙)

オートマチックで自然と上がってくれます☆
これ、1階から打ってて天井の網に当たりそうになっています

私自身打っててびっくりしました!

さらに打球も強いですね、高く上がるけども、少しの風ならば打ち勝つことができる!

続けて、RS5をどうぞ

RS5ユーティリティの試打【動画】

普段私はスライサーなのですが、RS5ユーティリティを使用した時は、つかまりがよくて

ドローもしくはフック気味のボールになりました!
(ちょっとすっぽ抜けた感じになってますが)

「構えやすさ!」の所の写真をご覧になっていただければ一目瞭然ですが、ややヘッドが小さめなんですね
ラフとかに入ったとしても、打ち込みやすく、抜けやすい形状になっています

さらに、つかまりやすいクラブなので、トラブル対処にも優れたオールマイティーなクラブと言えますね☆

ヘッドが丸顔(たまごみたいな形状)が苦手な方だと使いづらく感じるかもしれません

キャリーズQと初代RSはシャローヘッド

初代RSユーティリティの試打【動画】

iDnabla RSは2014年に発売されたものですが、プロギア過去作だとしてもあなどるなかれ!

高さも上がるし、ボールも力強い

約7年前に発売されたものですが、動画として比べてみると遜色なく現役で使用できるクラブです
というか私のクラブセットに入ってます!

私の感想!

RS5・iDnabla RSもヘッドが小振りかつシャフトがしっかりしてるので
ヘッドを小刻みに振っても、ヘッドの重さを感じにくいです

ですが、キャリーズQはシャフトの付け根からヘッドの先端まで(赤い線
ヘッドの幅(青い線)が長くて、ヘッドの重さを感じやすいです

だからか、しなりを感じやすくって、ボールをからめ取るようなイメージができやすいです

HSが40未満の私からすると、クラブの恩恵を借りれつつ安心して打てるクラブの様に感じます

試打計測データの比較!

各クラブの12球試打をして、一番いいスコアと悪いスコアを排除した10球の平均値を算出してます

シャフトスペック キャリーズQ RS5 5UT iDnabla 5UT
ロフト° 24 25 25
長さ(インチ) 39.0 39.5 39.0
フレックス SR SR S
ヘッドスピード 35.7 33.2 33.4
ボール速度 47.2 46.8 43.4
飛距離 171.6 170.7 157.3
ミート率 1.32 1.41 1.29

■ キャリーズQ

私のようなHS40未満の非力ゴルファーだと、振ってて気持ちいいのはキャリーズQですね

ヘッドの中央が盛り上がってる(中央に重量がある)から、芯で捉えやすくなってるし、ヘッドが走ります

自分がハードヒッターになったかのように錯覚します☆

■ RS5ユーティリティ

測定間違いと思ってしまったのが、RS5ユーティリティのミート率です

しかしながら、RS5の試打はしっかりつかまってミート率が1.40代なのが8球もありました

測定器には反映されませんが、普段とは逆玉のフックが出ているのでやりづらさがありますが
練習していけば、夢のドローボールも打てるかもしれないと思えましたね

■ 初代RSユーティリティ

こうして並べると、フレックスが合っていないとこうも数字に反映されてしまうのだと思いました
7年前に購入したクラブなので、私が30歳か29歳ぐらいに購入したクラブです!

加齢による筋力の低下とは思いたくないですが、当時からしっかり数字を管理していたわけではないので

分かりませんが、フレックスが自分にしっかりと合わないとクラブの良さ、自分の良さが出ないことが分かりましたね☆

まとめ(試打比較してわかったこと)

歴代のRSユーティリティを打ち比べてみて、何が違うのか考察

キャリーズQの素晴らしいところ
  1. コンセプト通り、窮地をキャリーで超える
  2. トラブルを高さで超えられる
  3. やさしく扱いやすいから、苦手クラブと入替できる
  4. HSが遅くても、ヘッドが走る

まずコンセプトにある、キャリーで窮地を超えるか!ですが、これはコンセプト通りです!!

ゴルファーが技術を駆使して、ボールを上げようとしたり、飛距離を出そうとしたりしなくても
クラブが自然とやってくれます。本当にオートマチックなクラブだと思います

そして、苦手クラブとの入替ができる

キャリーズQの肝ですが、扱いがしやすいから苦手クラブ代替え可能です

RSシリーズは、ドライバー・アイアンからの流れ沿った重量配分になっているので
クラブセッティングの観点からだと、スタメンになるクラブです

クラブ形状もヘッドがややコンパクトだから、ラフとかに入ったとしても、打ち込みやすく、抜けやすい形状になっています

窮地に立ったとしても、オールマイティーに活躍できるのがRSシリーズです☆

ただ、その中でも苦手クラブ・距離ってものは存在してきてしまいます

そこで、苦手な距離の克服・苦手なクラブの克服などのため、お助けクラブのキャリーズQの登場というわけです

苦手(窮地)を克服(乗り越える)出来るクラブなので、物理的にも精神的にもお助けしてくれる
素晴らしいクラブだと思います☆

ではでは☆