2021年3月に発売されたキャリーズQ(写真はQ3)
窮地から脱出するをコンセプトに作られたQシリーズの続編が販売されました。
今回のQはフェアウェイから窮地を超えることをコンセプトにしたクラブです
フェアウェイウッドタイプのキャリーズQ3を試打して
- フェアウェイウッド苦手な人にやさしいクラブなのか
- 窮地を超えるほどの上がりやすいのか
確認していきます!
プロギアキャリーズQ3試打評価
打球音は特に「キーン」と響くということはなく、練習場でも違和感なく打つことができました。
高さはめちゃくちゃでます!これFWである驚き
このくらい上がれば、窮地を超えつつグリーンでもしっかりと止まるボールが打てる
クラブが勝手にボールに向かっていく感覚
こちらがわざわざ技術的なことを駆使して、ボールを上げようとする必要がなく
クラブ任せにしてればいいだけなのです
言ってしまえば、フェースにボールが当たりさえすれば
強い打球でかつ高弾道で飛んでいきます!!
とにかく楽に上がるクラブです!!
試打データーの確認
クラブ名 | キャリーズQ3(CarrysQ3) |
---|---|
ロフト角 | 19 |
長さ | 41.5 |
ヘッドスピード | 36.8 |
ボール初速 | 50.2 |
飛距離 | 192Y |
ミート率 | 1.34 |
このような結果になりました!
ロフトが19°なので5W相当。シャフトの長さが41.5インチなのでFWとしては短めですが、飛距離が平均192Yもでて大満足
ただ、キャリーズQはただのフェアウェイウッドではありません!
キャリーズQシリーズが、なぜお助けクラブと呼ばれるのかその理由を解説していきます!
キャリーズQ3の特徴
2020年頃からプロギアのFW・UTのほとんどに採用されている「スラッシュグルーブ」ですが、リーディングエッジとソールに少しの段差があります
(左右非対称の溝がリーディングエッジ側に搭載されている)
インパクト時のたわみをフェースに集中させて、反発力アップと打ち出し角を上げることが実現。さらに芝上からでも、アマチュアの平均実打点(17mm)にボールが集中するように設計されています。
引用元: プロギア公式ホームページ
マジでこの少しの工夫が最強!ボールを上げやすくなった
アマチュアだと青い線の打ち出し角だったのが、溝をつくることによって、インパクト時に力を集中。反発させることで赤線の打ち出し角になった
インパクトが強化されたことで、芯を喰い力強い弾道になる。さらに芯に当たりやすくなったから、ひどいスライスなどのミスが軽減!
やさしくなったから2打目で絶対にグリーンに乗せたい、長めのショートホールで1オンさせたい!この願望を叶えてくれるフェアウェイウッド
ヘッド形状:滑りやすく抜けがいい!!
フェアウェイウッドはザックリが怖くって、思いっきり振れない・・
キャリーズQは赤い四角部分からクラウン側に反っている。
赤矢印が床(芝)に接地する作りになってて、ヘッドの大きさの割には設置面積が小さい作りになっています
ヘッドが滑るように走って、かつ抜けがいい!!
FWってクラブが長いし、芝から直接打たなきゃいけないから
結構ザックリとしてしまうことが多いです。
そうした不安を解消してくれる設計になってますね
キャリーズQの独特なクラウン(ヘッド)の目的は?
ヘッドの両サイドがくぼんでいてのには、訳があります!
ヘッドの中央部が重量を寄せています
例えば、重りが付いている棒と重りを付けていない棒を振ると
重りが付いている棒の方が遠心力の力がまして、早く振れると思います
ヘッドが走るってことですね
さらに、重りは遠心力によってシャフトの延長線上に引っ張られる力が強くなるので
自然と低重心で入っていきます。
中央部が重量があるので、ボールを芯で捉えやすくなるし
クラブがボールに向かって、まるで吸い付くような感覚があります
ヘッドが走ってかつ、低重心でボールをとらえることができれば
強いボールかつ高弾道なボールを打つことができますね!
キャリーズQ公式スペックの紹介
フェアウェイウッドタイプのキャリーズQは「Q3+」「Q3」と2種類ありますので
公式スペックを紹介します
シャフトスペック | キャリーズQ3+ | キャリーズQ3 |
---|---|---|
ロフト角(°) | 16.5 | 19 |
体積 | 179 | 181 |
ライ角(°) | 58 | 58 |
長さ(インチ) | 42 | 41.5 |
バランス | D-0 | D-0 |
総重量(g) | REG 318 LIGHT 317 |
REG 321 LIGHT 320 |
想定ヘッドスピード | REG:37~44/s(相当) LIGHT:32~39m/s(相当) |
REG:37~44/s(相当) LIGHT:32~39m/s(相当) |
価格(1本) | ¥46,200(税込) | ¥38,500(税込) |
※LIGHTシャフト・・・注文生産モデル
■クラブセットに入れるとしたら(ロフトを目安)
Q3+が3W相当になります
通常3Wのロフトは「15」が多いので特徴的
上がりやすさの秘密もロフト角にあるのかもしれません
Q3は5W相当になる。
シャフトは2種類あります
想定のヘッドスピードによって、選べる仕組みになっています
・REG(レギュラー)は37~44相当
・LIGHT(ライト)は32~39相当
どの年代、男女問わず幅広いゴルファーが使用できるスペックです
また、シャフトにはバンカーを超えるようなイラストがあって
視覚的にクラブが入っている意味を確認できるようになってます
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いまいちポイント
シャフトのREG(レギュラー)でも想定ヘッドスピードは37~44の設定になっています
思った以上にシャフトがぐにゃぐにゃします
私は動画のように、そのぐにゃぐにゃが好きで、掴まりそうっていうイメージになるのですが・・・
ヘッドスピードが速い人は使いづらいクラブになるのではと思います
まとめ
- FWが苦手な人
- 180Y~210Yぐらいを楽ちんかつミスの確率を少なくしたい人
- 100前後の初中級者の人
- グリーン手前バンカーなど窮地に泣かされた人
全体的に本当にやさしいクラブでした
私はウッド系のクラブが苦手なので
180Y以上の距離に悩むことが多かったです
勇気を出して15°の3Wを使用しても、ざっくりしてしまったり
そもそもうまく当たらなかったりで苦手意識がMaxでした
クラブが自然とボールに向かっていく!
こんな未知の経験ができて、笑っちゃうほどやさしいクラブでした☆