2021年3月に発売されたキャリーズQ(写真はQ3)
窮地から脱出するをコンセプトに作られたQシリーズの続編が販売されました。
今回のQはフェアウェイから窮地を超えることをコンセプトにしたクラブです
フェアウェイウッドタイプのキャリーズQ3を試打して
- フェアウェイウッド苦手な人にやさしいクラブなのか
- 窮地を超えるほどの上がりやすいのか
確認していきます!
キャリーズQ公式スペックの紹介
フェアウェイウッドタイプのキャリーズQは「Q3+」「Q3」と2種類ありますので
公式スペックを紹介します
シャフトスペック | キャリーズQ3+ | キャリーズQ3 |
---|---|---|
ロフト角(°) | 16.5 | 19 |
体積 | 179 | 181 |
ライ角(°) | 58 | 58 |
長さ(インチ) | 42 | 41.5 |
バランス | D-0 | D-0 |
総重量(g) | REG 318 LIGHT 317 |
REG 321 LIGHT 320 |
想定ヘッドスピード | REG:37~44/s(相当) LIGHT:32~39m/s(相当) |
REG:37~44/s(相当) LIGHT:32~39m/s(相当) |
価格(1本) | ¥46,200(税込) | ¥38,500(税込) |
※LIGHTシャフト・・・注文生産モデル
■クラブセットに入れるとしたら(ロフトを目安)
Q3+が3W相当になります
通常3Wのロフトは「15」が多いので特徴的
上がりやすさの秘密もロフト角にあるのかもしれません
Q3は5W相当になると思います。
シャフトは2種類あります
想定のヘッドスピードによって、選べる仕組みになっています
・REG(レギュラー)は37~44相当
・LIGHT(ライト)は32~39相当
どの年代、男女問わず幅広いゴルファーが使用できるスペックです
また、シャフトにはバンカーを超えるようなイラストがあって
視覚的にクラブが入っている意味を確認できるようになってます
キャリーズQ3の特徴
RS5のFW・UTから登場した特許出願中の「スラッシュグルーブ」機構の搭載
インパクト時に手にくる感触が強くて、フェースにボールが乗っている感覚がします
弾きのよさと高弾道の秘密のように思えます
ヘッドが平べったいシャローフェースになっています
打点が左右にズレてしまう人でも安心です☆
さらに、赤い四角部分からクラウン側に反ってます
なので赤矢印が床(芝)に接地する作りになってて、ヘッドの大きさの割には設置面積が小さい作りになっています
ヘッドが滑るように走って、かつ抜けがいい!!
FWってクラブが長いし、芝から直接打たなきゃいけないから
結構ザックリとしてしまうことが多いです。
そうした不安を解消してくれる設計になってますね
クラウンのデザインも独特な形になってます
ヘッドの両サイドがくぼんでいます
ヘッドの中央部が重量がある設計です
例えば、重りが付いている棒と重りを付けていない棒を振ると
重りが付いている棒の方が遠心力の力がまして、早く振れると思います
ヘッドが走るってことですね
さらに、重りは遠心力によってシャフトの延長線上に引っ張られる力が強くなるので
自然と低重心で入っていきます。
中央部が重量があるので、ボールを芯で捉えやすくなるし
クラブがボールに向かって、まるで吸い付くような感覚があります
ヘッドが走ってかつ、低重心でボールをとらえることができれば
強いボールかつ高弾道なボールを打つことができますね!
キャリーズQを試打した感想
12球真剣に打って最高・最低の数字を省いた
10球の平均を試打データとしています。
ちなみに私のスペック
HS 39.4 初速52.6 飛距離213Y ミート率1.33(ドライバー)
試打データーの確認
クラブ名 | キャリーズQ3(CarrysQ3) |
---|---|
ロフト角 | 19 |
長さ | 41.5 |
ヘッドスピード | 36.8 |
ボール初速 | 50.2 |
飛距離 | 192Y |
ミート率 | 1.34 |
このような結果になりました!
私が現在、5W相当のクラブがないため5UTと3Wの間の距離が困っています
3Wでも200Y行くか行かないかなので、クラブが短くてこのくらいの距離を叩き出せるのは嬉しいですね!
ドライバーも含め、ウッド系のクラブが苦手な私にとっては、まずまずの数値で良かったように思えます
得意な人が振れば、もっと飛距離が伸びると思います!
なぜなら・・
このクラブの扱いやすさが本当に素晴らしいからです!
何もしなくても、上がる感動は次の動画を見てみて下さい!
上がりやすさの確認!
打球音は特に「キーン」と響くということはなく、練習場でも違和感なく打つことができました。
高さはめちゃくちゃでます!これFWですよ
このくらい上がれば、窮地を超えつつグリーンでもしっかりと止まるボールが打てますね
クラブが勝手にボールに向かっていく感覚
こちらがわざわざ技術的なことを駆使して、ボールを上げようとする必要がなく
クラブ任せにしてればいいだけなのです
言ってしまえば、フェースにボールが当たりさえすれば
強い打球でかつ高弾道で飛んでいきます!!
とにかく楽に上がるクラブです!!
目標に合わせやすい
個人的にですが、フェースがストレートに見えるので
目標に合わせて、アドレスがしやすいです
フェースがかぶっているクラブだと、目標に向かっているのか
不安になって、迷子になるときがあります
目標に向かってアドレスしやすいのは
打つ前の不安材料が一つなくなるので、私的には嬉しい限り☆
いまいちポイント
シャフトのREG(レギュラー)でも想定ヘッドスピードは37~44の設定になっています
思った以上にシャフトがぐにゃぐにゃします
私は動画のように、そのぐにゃぐにゃが好きで、掴まりそうっていうイメージになるのですが・・・
ヘッドスピードが速い人は使いづらいクラブになるのではと思います
まとめ
- FWが苦手な人
- 180Y~210Yぐらいを楽ちんかつミスの確率を少なくしたい人
- 100前後の初中級者の人
- グリーン手前バンカーなど窮地に泣かされた人
全体的に本当にやさしいクラブでした
私はウッド系のクラブが苦手なので
180Y以上の距離に悩むことが多かったです
勇気を出して15°の3Wを使用しても、ざっくりしてしまったり
そもそもうまく当たらなかったりで苦手意識がMaxでした
クラブが自然とボールに向かっていく!
こんな未知の経験ができて、笑っちゃうほどやさしいクラブでした☆
ではでは☆